就労継続支援B型とは?

ABOUT SUBARU 就労継続支援B型とは?

就労継続支援B型は、一般企業での就労が困難と認められる方が、就労訓練を行う事ができる障害福祉サービスの一つです。

年齢や体力面に不安があり、長時間の就労や、定期的に働けない方でも自分のペースで働く事ができます。どの様な方が対象で、どんな働き方ができるのかなど、利用の流れをご案内します。

目次
  • 01.就労継続支援B型ってどんなところ?
  • 02.利用対象者は?
  • 03.長時間の就労や、毎日の通所に不安があるけどそれでもいいの?
  • 04.施設利用料はどのくらいかかるの?

INDEX 01就労継続支援B型ってどんなところ?

就労継続支援B型は、障害や難病のある方が対象となります。

一般企業で働いた経験があって、様々な理由から継続して働くことが困難と判断された方が就労訓練を受ける事ができる福祉サービスで、比較的簡単な作業を短時間から行う事が可能です。年齢制限はなく、自分のペースや体調に合わせて働くことができるので、就労に関する能力向上が期待できます。雇用契約は結ばない為、賃金ではなく「工賃」が支払われます。

イメージ

INDEX 02利用対象者は?

身体・知的・精神・発達のいずれかの障害や難病のある方で、以下のいずれかの条件に該当する方が利用対象となります。

  • 一般就労の経験がある方で、年齢や体力に不安があり、就労が困難となった方
  • 50歳に達している方
  • 障害基礎年金1級を受給している方
  • 就労移行支援事業者などによるアセスメントで、就労面の課題が把握されている方

就労継続支援B型は、特別支援学校などの卒業後にそのまま利用する事はできません。
先ずは就労移行支援で訓練を受けるか、一般就労を経たうえで働くことに関する課題などのアセスメントを行う必要があります。

また、障害者手帳を受給していなくても、医師の診断などの条件が満たされていれば、各自治体の判断でB型を利用できる可能性があり、最近は、お元気な高齢者が増加に伴い、デイサービスが無い日などに通所される方もいます。

先ずは最寄りの市区町村の窓口に問い合わせてみてください。

INDEX 03長時間の就労や、毎日の通所に不安があるけどそれでもいいの?

自分の状況にあった作業があるのでご安心ください

通院の為の1日おきの通所や、体調に合わせた1日一時間程度の作業もあるので、「フルタイムで働くのは難しい。短い時間だけでも自分の能力を生かしたい」という方でも安心して作業ができます。

また、「障害や病気になる前は一般企業で働いていたけど、今は体調に見合った働き方をしたい」と考える方が、一般就労や就労継続支援A型での雇用型勤務に移行する前に、リハビリを兼ねてB型事業所で就労に慣れる為に通所される方もいます。

利用期間の制限もありませんので、どのような働き方ができるのか、 どういったサポートが受けられるのかについて問い合わせください。

事前相談や見学、体験利用も可能です。先ずは自分に合うか試してみてください。

INDEX 04施設利用料はいくらくらいかかるの?

労継続支援B型の利用料は、事業所に通所する日数と世帯(本人と配偶者)の収入状況によって変わります。

通所日数が多いほど利用料も高くなりますが、世帯収入による月額の負担上限が決まっていて、低料金で利用している方も少なくありません。

収入別自己負担一覧表が月額の上限ですので、参考にしてみてください。

収入別自己負担一覧表

生活保護受給世帯 0円
市町村民税非課税世帯 0円
市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満)※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます(注3) 9,300円
上記以外 37,200円
  • 注1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
  • 注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
  • 注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、負担上限月額が37,200円となります。
  • 参考:厚生労働省 「障害者の利用負担」